初めまして。あらためまして。ブゥニィズ ワァクスです。

大学を卒業して出版社の新入社員となって以来、30年以上の長きにわたって「書く」という行為と向き合いながら生きてきました。世代的には万年筆とペラ(ほぼ「作家ではない職業執筆者」にしか使われることのない200字詰で縦型の原稿用紙)で始まった編集者人生でしたが、やがてワープロになり、パソコンになり、フロッピー入稿と電算写植になり、DTPになり……その間に世間はパソコン通信の勃興からインターネットの全盛期を迎え、そしてブログ時代になりました。

……なのですが、実は〈職業モノ書き〉って、自分のブログ、難しいんですよ。

個人サイトを立ち上げ、自分のブログを始めるというのは、新雑誌の創刊のような媒体のスタートアップに他なりません。1933年にアメリカ合衆国で世界初の男性誌として創刊した『Esquire』の初代編集長アーノルド・ギングリッチは「雑誌づくりは青年の夢だ」といったのですが、その至言には、いまも変わらぬロマンがあります。個人のブログも、立派な媒体です。

でも、それだけに、媒体を立ち上げるには〈テーマ〉が必要です。モチベーションを支えるだけの強いテーマが、言い換えれば、タイトな〈縛り〉が必要です。そうやってきっちりと整えられ、しかも閉じられた扉を開けるだけの動機が、必然性が、あるいはオーダーがないと、職業モノ書きの手は筆を執りにいけないのです。だから、なんでも自由に、ふわりと日記を書いて、さらりと公開できる……というユルさこそが、実は職業モノ書きにとってのハードルなんじゃないか、と思うのです。いや、思っていました。いやいや、いまも変わらず、そう思っています。

思ってはいますが、周囲から「なにか生存確認できるチャネルを作れ!」と言われ続けて数年、やっと手をつけたのがこのサイト、というわけです。それも、単体のブログだけでは本気が出ないので、コーポレートサイトに組み込みました。主従としては、トップページよりもこのブログページこそがメインストリーム、なのかもしれません。

ともあれ、そんな背景もあるので、このブログも多方面に散らばりながら、しだいに媒体化していくことになるんだと思います。まあこれは書き手の自己肯定感だけの問題なので、皆さんは必要と興味に応じて、読みたいところだけを拾い読みしていただければ幸いです。

なるべく更新します……死んでなければ(笑。

投稿者: boonie

boonies.worksの中の人。通称ブゥさん。博覧強記な全方位オタク。社会性はある。よくboogleとかboopediaとか(その昔はYahoo!みたいな人と、さらに昔は歩く辞書と)いわれていますが、本質的にはアスペディアです。料理もできます。

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